事例1 自己破産を考えたが任意整理にしてお金が戻った 

ここで、自己破産せずによかったケースを紹介しましょう。その方を仮にAさん(64歳)としますが、相談にみえたときは樵悴しきっていました。

「サラ金6社に借金があって、もう生活が成り立ちません。返せるような借金でなくなっで、私は自己破産しかないと思っているんですが……」

こう言うAさんの借金総額は、約347万円でした。契約書などの資料は少なかったのですが、記憶が比較的正確で、ご自分でつくられたメモが役に立ちました。

「引き直し計算をすると、お金が返ってくる可能性が大きいですね。自己破産ではなく、任意整理のほうがいいと思います」

私たちの意見に、Aさんも同意されました。その結果、6社中4社は任意整理で和解が成立、残る2社は訴訟になりました。しかし、提訴後に和解の申し出が入り、無事に和解が成立しました。

 

解決金額とは、利息制限法に基づいておこなった引き直し計算の結果、支払いすぎていたことがわかったお金です。

その額は、なんと257万円!

任意整理の結果、Aさんにはこの257万円がもどつたのです。347万円の借金がすべてなくなり、上下の差額は600万円にもなったのです。もしAさんがどうしても自己破産を言い張り、私どもがそのまま自己破産の手続きに入っていたらどうだったでしょう。

自己破産で免責が認められると借金はゼロになりますが、257万円がもどってくることはありません。生活の新たなスタートに、この金額は大きいはずです。  

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